店を開ける作業をしている時にかける音楽は
クラシック。それもソロピアノが多いです。
いつもの変わらない開店前のルーティーンをこなしながら
あれこれ考える時間は店を開くうえで、私にとってはかけがえのない時間に
なっています。
クラシックCD棚と言いますか引き出しが二段あり、同じものを
二日聞くことなくなんとなくローテーションでかけているのですが
カティア・ブニアティシヴァリのこのアルバムは月頭の1日に必ず
かけるようにしています。
アルバムの内容(収録されている曲)はサティやドビュッシー
はたまた映画音楽などジョージア(グルジアのほうがしっくりきます私は)
出身のピアニストの彼女が好きな曲を詰め込んだアルバム。
それだけにいつも憂いを纏った特徴のピアノがより際立った内容に感じられます。
一曲目の映画「ワンス・ア・ポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の
主題曲があめふりの店内にゆっくりと流れる瞬間
一瞬であめふりでの懐かしい時間に引き入れられる。。
モリコーネの美しい旋律にカティア・ブニアティシヴァリの憂いあふれるタッチで
思い出がせまる。この時思い出すのはけっして楽しいひとときばかりではなく、
遠きところに旅立っていった方々やボタンの掛け違いのように
あめふりから遠ざかっていかれた方々のこと。
もう会えない寂しさは何か特別な感情を抱かせる。
それと同時に店がくれた縁を身近に感じる。これがbarなのかと思ったりして
そういったひとの顔を思い出させてくれるこのアルバムは
あめふりにとって私にとっても大切な一枚となっています。そして今日も。
