公開されたばかりのマッドマックス:フュリオサを見ました。
舞台は絶滅戦争後の荒廃した世の中。限られた資源を奪い合う
あのマッドマックスの外伝的な作品。主人公は前作でシャーリーズセロンが演じた
隻腕の戦士フュリオサ。幼い時に盗賊にさらわれて。。
その生い立ちから始まる物語です。痛い描写続きが絶望感をより深めるのですが
そこにアクションの数々が織り込まれているので
その悲惨な物語にもテンポが与えられて、ジットリしたハナシが
背景の砂漠の砂のようにサラサラと流れ進みます。
マッスル戦士ではなく、等身大の女性が理知的な立ち回りで
困難に対処するので、大味なアクションにはならず気持ちよかった。
もはやこれまで!という展開がいくつも出てくるのですが
とんでもないありえないことで切り抜けるのではなく、
身の回りをよく観察して、それを利用してと
なるほど!と感心。落ち着いた対処と勇気で戦うフュリオサ
納得のかっこよさです。アニヤ・テイラー=ジョイ上手い!はまり役と思います。
ドルビーで見たので音圧迫力満点で、バイクの甲高い音はちよっとキツク感じたものの
おおむね臨場感を感じさせてくれました、
エンディングロールの合間の、前作のたぶんこの外伝を作る
きっかけのひとつとなったと思われるシーン(アニヤ・テイラー=ジョイが演じる)
必見です。ジンワリ
どうして悪の帝国シタデルの大隊長になったのか
そしてどうして隻腕になってしまったのかとか、前作でチラリとでてくる
もっとも気になることが丁寧に描かれているので、ストーリーだけとっても
傑作と思いましたね。
いゃあ面白かった。もう一度映画館で見たいです、フュリオサ。