2020年公開の映画フォードVSフェラーリは男の友情と
強いものにいかにして立ち向かっていくかという
熱いストーリーが心躍らせてくれましたが、
何よりも60年代のファッションやインテリアなどの
造作がより一層物語に現実感を与えてくれていたのが
素晴らしかったです。
ひと時も画面から目が離せない、そんな映画を正月に
DVDで見ながら興奮していました。
主人公のひとりクリスチャンベール演じるケンマイルズが
運転するときにかけるサングラスが非常に気になり
試しに検索しましたら、ケンマイルズモデルと銘打って
レイバンから販売されているのでした。
正確にはバロラマというモデル名があるのですが、わかりやすい
売り文句で販売業者の商魂たくましさに敬服しました。
ちょっと脱線しましたが、クリスチャンベールの役どころの
とんがった感じにピッタリなデザインのレイバン。
こんなところからも人となりを表現しようという製作者の意図を
感じられますね。
早速ネットにて注文してしまった私。調節ができないので
ある意味賭けでしたが、結果は。。。
昨今、似合うサングラスというのは眉毛が隠れるモノということが
言われていますが、平たい顔族の中でも鼻がある私でも
フィットしないんです。
欧米人はオデコが出ているので、そこの立ち上がりが合わないのです。
ならば自分で調節してみようと鼻パッドをつけて、そして耳のあたりのフレームを
熱して曲げてみたりして(あまり曲がりませんでしたが)
ようやく納得いく装着位置に近づけることができました。
このサングラス、どこかで見たことあるなぁなんて思いましたら思い出すものですね、そう、ハリーキャラハン!映画ダーティハリーで
クリントイーストウッドがかけてたモデルだったのです。
71年の映画ダーティハリーがかけていたのはレイバンの定番モデルのウェイファーラーではなくとんがったカタチのバロラマ。ハリーキャラハンの反骨心を表すような
サングラスの選択はフォードVSフェラーリでも用いられ、そうか製作者の敬意なのか
ななんて思ったりもしました。