HABANERA


マリア・カラスの魅力が余すことなく表れている
美しいジャケットのこのアルバムは
昨年末に発売された若き日のベスト集です。
CDで店の雰囲気を変えるとき
ここぞとかけてお客様から驚きと快哉をいただき
してやったり!と悦に入っていましたが
ちょっと上がキツイと
お客様から指摘をいただき、私もそれを感じていました。
現代のリマスターだからしょうがないか。。
ならばレコードで発売されていないものかと探しましたら、
あるんですね、これが。昨今のレコード流行に感謝!
早速注文してすでに
年末に届いていましたが、あわただしい毎日で
落ち着いて聴く事ができそうもないので、開封せずに
年越しさせ、真空管こけらおとしとなりました。
一曲目に収録されている、クラシックファンならずとも
ご存知「歌劇カルメン ハバネラ」が咆哮するようにメトロゴンから
流れ出します。聴くたびに背筋がゾゾーっとくるほどの感動を覚えるのですが
真空管とメトロゴンが表現すると地の底から天上まで登るが如く
AH ME FURIを震わせます。突き抜けた浮揚感!!
レコードとCDの違いに嘆息すると同時に
2015年年頭、こんなに力をつけていいんだろうかー
大きい胆力をマリア・カラスにいただきました。
今年もがんばれます。