CASIOPEA 3rd


中学2年生の時NHKFM「セッション`81」で、
初めてカシオペアのLIVEを聴いて非常に感激。以来、
ずっと飽きずに聴き続けてきました。とは言っても
私が繰り返し聴いていますのは、デビューアルバムから84年のJIVE JIVEまでですが。。。
煌びやかで、メロディよりもノリとテクニック重視みたいになったと
感じた85年以降は、まったく新しいグループになったと認識したので、
メンバーチェンジなど、以降の動向はノーマークでした。
6年前に活動を休止したときも私にとっては、85年が区切りでしたので
まだがんばっていたんだ〜敬服はしましたが、そんな程度でありました。

そのカシオペアがメンバーチェンジをして、今年復活を遂げていたのを
アマゾンさんからの「こんなの好きでしょ?」メールで知りました。
驚いたのは、中心メンバーの「ミスターカシオペア」とも言うべき
向谷さんの脱退!キレイな旋律と気の利いたアドリブが好きだったのですが、
なんとしたことか。。
屋台骨を取っ払ってまで加入させたメンバーは、テンデ知りえない
(不勉強すみません。。)女性のキーボーティスト大高清美さん。
いったいどーしてまた?
頭にいっぱい??が広がりましたので、ユーチューブにて
新生カシオペアの近々のLIVEの映像を求めてみたら、
あるんですねぇ、これが。
「アイズオブ・・」や「ドミノライン」「朝焼け」など
私の好きだった時代のナンバーを、またぞろ演奏しているではないですかー。
でもメロディをなぞっただけのキーボードなら残念だなぁー
逸る気持ちと懸念を抱きつつ再生ボタンをクリック。
すると!意外な驚きの音が流れてきたのでした。
新メンバーの大高さんは、ハモンドオルガン!で演奏しているのです!!
煌びやかこそありませんが、シンプルでアコースティックな楽器が加わることで、
メロディラインが美しく浮かび上がる効果をひしひしと実感。
往年のクロスオーバーフュージョンがそこにはありました。
これです、コレ!私が聴きたかったのはー。
かつての名曲たちはもちろん、`85年以降の曲までメロウな昔のアルバムに
収録されていてもおかしくない曲に聴こえてくるのが不思議。
名手 向谷さんに代わり、同じキーボードで演奏しても、
どんなに上手くても、どーしても比較されてしまう、、
そうしますと、そこばかり気になって音楽を楽しめなくなることもありうるのを、
かわして、それ以上に新しい息吹を吹き込んでくれた快挙にばんざーい。
アコースティックな新生カシオペア3rdは、今年の大きな収穫。
中学時代に初めて聴いた時の感動に近いものを呼び覚ましてくれました。
来年はLIVEにも行こう。

PS 高中正義のグループにハモンドオルガンが導入されていたらなぁ。。
大高さん入ってくれたらいいのに。。
サディスティックス時代の今井裕と、その後の高中の黄金期を支えた小林泉美
音の相性の良さを証明してくれています。音色とアレンジで
曲の印象はこんなにも変わるんです。