先日かねてから公開中の映画「フェラーリ」をココノススキノで
見てきました。
名作「フォードVSフェラーリ」の監督がメガホンをとっているということで
気に入ってたびたびその映画を見ている私としては
当然大きな期待をもっての鑑賞となりました。
舞台は1950年代フェラーリの躍動前の低迷期。
主人公エンツィオフェラーリのひととしての生きざまを立軸に
50年代のレシプロ戦闘機のようながさがさしたクルマたちの迫力ある
再現レースシーンが横軸にからむといった構図は
とてもキレイにまとまっている印象でした。
主演のアダムドライバーがスタイリッシュで若すぎるきらいが
あるものの、制作に深くかかわっている熱量で演じ切っているなぁと
同時に感じました。
「フォードVSフェラーリ」のように人間が深く描かれることなく
物語が進むので、劇中に感情移入はできませんでしたが
最後のレースがこの映画の肝で、ここがすべて
ここを描くために物語を持ってきたのかというのが
映画を見ての私の感想。
カタルシスがないなどと評されていますが、共感共鳴できなくとも
複雑なエンツオフェラーリのひとつの大きな時代を見られたことは
確かでした。そして白眉は再現されたクルマたちの素晴らしさとレースの迫力。
たまりません。
迫力あるレースを観戦する前に食事。
イタリアンな気分になるのは当然で、ココノススキノの飲食店を
じっくり見て回り、結果着席したのはカキの店。
表の看板にあったカキとベーコンのクリームソースのパスタを
お願いしました。
これは好みの味で思わずニンマリ。
初めてココノススキノで食事をしましたが、おいしいパスタがあたり
他のお店も覘いてみたいと思いました。