WE300B 我、試聴す !

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先週の10日、オーディオマイスター仙台のS氏来る!
この機会に、Sさんからお借りしていたWE300Bを聴きたい!
折角なので、WEとゴールデンドラゴン300B、JJ300Bを聴き比べしたい・・・
ということでなかなか贅沢な、300B試聴会をしました。

もちろん私のMC30には300Bはささりませんので、K山さん所有のアンプを使用
して(ありがとうございます!)プレイボール!

トップバッターはゴールデンドラゴン300B。
試聴盤は、AH ME FURI定番「アートペッパー/ミーツ・ザ・リズム・セクション」
ドラゴン〜豪快な名前とはウラハラに、繊細な音を出します。
「悪くないかも、、」と腕組みしながら聴いていた皆さんでしたが、
ポールチェンバースのベースのところで、「なーんだ、だめだね」と
なりました。いつもなら解像度良くブンブン♪鳴るのですが、
ぼやけて、音圧も感じられなかったのです。。
前半クッキリ感が感じられただけに、残念 ! 内野フライでアウトという感。

お次はJJ300B。
こちらも曲の前半は、ドラゴンよりもクッキリ感があり、パワフルな
印象も加わり、期待大。。。でしたが、やはりベースのところで
シッポが出て、上手く化けきれないのです。
ドラゴン、JJ共に言える事ですが、シンバルがきめ細かくなりすぎて
消えてしまうのです。解像度低し。
こちらもあえなく外野フライでアウト!

300Bという球は、繊細だけどJAZZに必要なエネルギッシュさが
ないのが特性なのかなぁ、、という思いにかられていたところに、
本家本元WE300B登場。
ピアノではじまる「ミーツ・ザ・リズムセクション」ですが、
一音が出た瞬間に、皆さんの顔が思いっきりほころびました。
私も「ぜーんぜん他とは違う!」快哉を叫びました。
クッキリとした音の粒たちがどこまでも続き、楽器の音色を素直に
楽しむことができる印象。オリジナル盤ではないレコードですが、
収納されている音が、すべて引き出されるような、そんなチカラを
感じます。
MC30のドカドカっとした音とは対極な印象のWE300B。
楽器の音色をしっかりと表してくれて、それはそれは
聴きやすい。この音づくりには驚きました。
主にクラシックを聴かれる方に愛されている球ということが、よくわかりました。
ホームランを打たれて、思わず脱帽。。。という感じでしょうか。

300Bを聴き比べたり、WE300Bにジックリ触れることなんて、
そうそうあるものではありません。まさに贅沢な試聴会でした。
WE300Bを貸し出してくれた仙台のSさんには、貴重な体験をさせていただきましたー
大変感謝です!ありがとうございました。。
ps.〆ラーメンは美味しかったですか〜
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プリアンプはC20を使いました。
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ゴールデンドラゴン300B。竜の絵がやる気満々でおっかない。
試聴した後は、何処となく可愛らしい〜絵に見えました。。。