オルトフォン SPU-AE GOLD

オルトフォン SPU Aに
ゴールドメッキを施したリファインモデルの存在は
知っていましたが、現物にお目にかかったことが
ありませんでした。
‘‘オーディオの雄’’仙台のSさんが
雨ふりにいらっしゃった時に、
ゴールドの話題になり、所有しているSさんが
「聴いてみてください」とSPUゴールドを送ってくださいました!

このSPU AEゴールドについて調べますと、
発電部のコイルに銀線を使用し、金メッキコーティングにより
余震を抑え、研ぎ澄まされた楕円針を使用etc
従来のSPU Aに改良を加えた限定モデル。とあります。
ほうほう、金メッキは伊達ではないのですね。

早速試聴です。
雨ふりのオーディオご意見番でおなじみ
K山さんと聴き比べしました。
ふたりして
「ぜんぜん違いがわからなかったら
どーしましょ」なんて笑いながらスタート。
オルトフォンの針圧計にて
ともに4.5にあわせて、盤面に針を落とします。
試聴盤はもちろんアート・ペッパー
「ミーツ・ザ・リズムセクション
雨ふりの定番でございます。

まずは、半年前に針とダンパーを交換して
最近こなれてきて、好みの音が出るように
なったなぁという従来型SPU Aから。
相変わらずの音に満足。
K山さんも中低域も申し分ないですねとニンマリ。

そしてお次はSPU AE ゴールド。
さてさて。。。
演奏が始まってすぐに違いがわかりました!
中低域がタイトで、しかも前にででくるカンジ。
シンバルが崩壊しないで、解像度がよくなりました!
従来のSPUの十八番のお株を奪われたような、
驚きと喜びの音に、素直に心酔。
K山さん曰く「得意の上をいきましたね」

こうなりますと、
あれやこれや聴きたくなるもので、
雨ふり隠れ定番
デューク・ピアソン「ファントム」を
聴いてみました。
SPUも妖艶なパーカッションを広がりよく
再現して魅せてくれます。
ゴールドはエッジが立ち、ギロの音などは
メトロゴンからはみ出すような勢い。
面白いものだー。

従来のSPUの箱です。
そっけないものです。


特製シリアル番号入りの箱に
恭しく入っています。
ロゴマークも金メッキ!

暇なことを幸いに?
この日はK山さんと
驚いたり、唸ったり、笑ったり
表情を忙しく変えながら
思う存分聴き倒しました。
仙台のSさん、このたびは大変面白い
素晴らしいカートリッジを、雨ふりに
あたえていただきまして、ありがとうございます!
オーディオはほんとに奥が深いと、あらためて。。。