ホテルにチェックインして、あー疲れた〜とベットで横になり
ふと時計をみたら4時15分。
10月15日からひと月くらいの間、ロープウェイが止まり、車で
函館山展望台まで行けることを思い出しました。
22年前に行ったときも、ちょうどこの頃だったっけ。。
お宿のラビスタから函館山が近いのも手伝って、気持ちが動きました。
「よし、展望台までGTAmで行ってやろう!」
夕暮れがはじまり、函館山の渋滞も懸念されましたが、8合目付近まで
敵影ナシ(車の姿ですよー)こいつはツイてる!一気に展望台まで
かけ上がれるゾ!と、ハンドルを握る手にもグっと力がはいります。
22年前はミニで行ったなぁ。。とあの頃と気持ちが重なり始めた矢先にーーー
ガッチリ渋滞にはまりました・・・
ここではじめて、「あ、私の車はマニュアルだった!」と思い知らされ、
おまけにサイドブレーキが甘いことも思い出しまして、経験したことがないほど
冷や汗がドバっとでました。
後ろには大型バスがピッタリとつき、狭い道幅で小回りのきかないGTAmは
万事休す。
前の家族連れは、車外にでて「ダメだこりゃ」と頭抱えています。
そうですよね、夕暮れてこれから一番夜景が輝く時に、展望台から降りてくる
車なんていませんよね。。。
私はハンドルとブレーキに足をかけ、絶体絶命の汗を流していました。
そんな時、3台位前方右に、斜め道路が見えたのです。
前の家族連れは、諦めてその小道に入ってUターンして降りて行きましたー。
今なら展望台から降りてくる車もいないし、行くしかない!
エンジンを吹かしてUターンをするつもりで、小道に入り込んでみました。。。
飛び込んだ道の先には「つつじ山駐車場」の看板がでて、
割と広い駐車場が現れました。
みんなこの駐車場のことを知らないのか、私の他に2台ほどポツーン。
そして、なんとなんと展望台へ続く遊歩道もあるじゃーないですか。
ここまで来たら展望台も見えているし、登らない手はない。
薄暗い小道を駆け上がって見ると。
観光雑誌や土産物店で売られている、ポストカードのような美しい夜景が
眼前に現れました!!.
初期の水曜ロードショーのテーマ「二二ロッソのトランペット」
が思い浮かびます。
ホテルを少し早くでても、遅くでても、「つつじ山駐車場」には
たどり着けなかった。多分がっちり渋滞の中、気力と時間を使い果たして、
夜の街にも繰り出せなかったことでしょう。
「素敵なタイミング♪」涙出るくらいの素晴らしいタイミングでした。
展望台では大勢の方が歓声をあげながら、記念撮影をしていました。
展望台のすぐ隣にあるアンテナは、人々の歓声から離れて静かに
幻想的な雰囲気で存在。
車に戻り山を降ります。私の車の後ろについたバスは、今だに
同じ場所にいました〜。つつじ山駐車場に感謝!、タイミングに感謝!しながら
渋滞を横目にアルファロメオは駆け抜けます、
ワークシャイを聴きながら・・・
そして、夜の街へ・・・つづく。。。