自転車


10月に入りずーーっと冷蔵庫(冷凍庫)のような札幌。
アルファロメオ終戦で寂しい限りなのですが、
寂しいのがもうひとつ、自転車に乗れなくなることなのです。
といっても私の自転車とのかかわり方は通勤快速。雨ざらしの保管なので
小雨でも気にせずピューっと矢のごとく、雨ふりに連れてってくれた
自転車に乗れなくなるのが寂しい。。

かつて会社勤めをしていた頃、北27条に住んでいて
最寄りの地下鉄24条まで自転車で行っていました。
歩いて15分!なので当然の自転車通勤。
冬は乗られないので早起きして、、、とはいかないのが
20代前半の頃のハナシ。子供は眠たいのです。あと1分!なんてやっていると
気が付けば10分くらいオーバー。わーやばい!と、おっとり刀で飛び出すこと
幾千回。。そんな根雪になりたての12月初旬に「気が付けば」をやってしまいました。
真っ青になる私。上司の編集長は遅刻に厳しく、怒られると一日どんよりしてしまうほどのもの。
もーだめだーの中ひらめいたのが「自転車」
雪道を無謀にも激チャリしまして、ケガもなく無事3分前にタイムレコーダーをガチャン!
自転車に助けられました。その日の夕方から雪が降り積もり、気が付いたらすっかり雪山に
埋もれてしまった私の自転車を、もはや引っ張り出すこともままならず、
春を待っていましたら、一足先に移動回収されていずこかに持っていかれてしましました。。
今でも12月になるとあの自転車が思い出されます。
写真は山の手の車修理工場近くを作業待ちがてら散策していてみかけた自転車。
あの頃の自転車によく似ていました。