どうってことがなくとも足がむく、
本日のお昼はそんな一軒ですませました。
にこやかな握り手がいるチェーンの回転ずし。
何処も同じ味ならば、気持ちよく食べたいものです。
ただ、今回は気持ちよく。。。はなかった。
最近の回転すしはオーダー表に書いて渡すのが定着し
私なんぞもはずかしい悪筆で
書いてそそっと出したりしていました。
ある時、回っているネタにくらべて、オーダーしたものが
貧相だったり、好みではない部位をのせられたりと
いうことが感じられましたので、巻物以外は
回っているものを取るようになりました。
これが、仇になるなんて。。
サーモンが好きで調子がいい時はダブルでお願いすることも
あるくらいのサーモン好き。
今日も色味のいい‘‘生’’の旗が立つ
好みのサーモンが流れてきましたので、
サッと取り出し、いざ口に運ぼうとしましたら
今まで感じたことがない匂いが鼻先にきます。
漬けなのかな?と一瞬ためらいましたが
口どけを早く楽しみたい気持ちが先だって
程なく口の中へ。
ムムム、すごく潮くささの強いモノが
口いっぱいに広がります。早く飲み込み脱出しなきゃと
自分エマージェンシーが鳴り響くもグンニャリして
咀嚼もままならないくらいで、もう目がシロクロ。
なんとかお茶で流し込み、事無きをえました。
なんだこれ。
他のネタをつまんでも、その嬉しくない味が
口の中にずっと残りました。
にこやかな握り手さんに、おずおずとコレなんですかと
食べられず皿に残る一個のサーモンと思っていたものを
指さしましたら、にこやかに「ホヤ」ですと教えられました。
ホヤの中でもちょっと高級な「真ホヤ」ですよ、
自信満々で応じられますと、こちらも苦笑いして
ホヤでしたかーとなんとか言葉をつないで、会計をお願いしました。
ただでさえ、海産物は幼少のころから苦手で
歳を重ねてようやく少しづつですが、食べられる幅が広がってきた
くらいなもので、勘違いからとはいえ
まさか世界三大珍味なんて脇道扱いな名称のものを、口にするなんて
思いもしませんでした。
人生初は勘違いからのものでした。