札幌も暑くなってきて、夏がすぐそこに来ていることを実感しています。
しゃっこい麺類が恋しい季節到来。
ただ私の場合、ねんがら年中お昼は麺類、そのなかでも蕎麦を食べることが
多いです。
作家の吉村昭さんのエッセーの中によく登場するのが山形の蕎麦。
氏の著作を愛読している身としては、どんな味なのかを知りたくて
お取り寄せしてみました。
どうやら吉村昭さんは乾麺を取り寄せていたみたいで
それに倣って私も乾麺を選択。
届いた乾麺を袋から取り出して、はかりで100gをはかってお湯を沸かしながら
袋の裏をのぞき見て、はてさて何分くらいのゆで時間かと
確かめますとそこに興味深い説明がありました。
「蕎麦をより一層美味しく食べるには
ゆでる前にバットなどに乾麺を並べ、そこに水を張って10~15分漬け込んでから
茹でると更に美味しく召し上がれます。」
ほうほうこれはこれはと実践してみました。
実はこの方法をした場合としなかった場合の味の違いが知りたくて
前日にぱらぱらと鍋にいれる、乾麺の普遍的なゆで方で食べていました。
さて、この方法でゆでてみますとあら不思議
本格お蕎麦屋さんのような生麺の食感と、のど越しの良さを感じることができました。
前日に食べた蕎麦はなんかもっさりして、少し微妙な固さも感じたので、
おいしさをより一層実感することに。
いやぁ美味い。そして驚きました。
他のことに気を取られて30分くらい漬け込んでしまったことがありますが、
それでもツルっとした麺の心地よさを感じることができました。
でもやはり15分くらいがいいのでしょう、浸し時間が長くなると
少し柔らかくなり過ぎた感がでていました。
そこは北海道ですので、しゃっこい水で倍の時間をかけてしっかりしめてあげれば
なんとか大丈夫。のような気がしました。。
この方法のおかげでますます蕎麦が好きになりました。
みょうがになめこにとろろにねぎに大葉と海苔をハサミでちょきちょき刻んで
そうそうわさびも忘れずに入れて。。薬味入れすぎってくらいな私の蕎麦ですが
美味しく楽しんでいます。